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秘境駅の取組について

「秘境駅」をはじめとする鉄道系資産をまちおこしに活用!!

「秘境駅」と「幌延町」

幌延町では平成26年度から「秘境駅」をはじめとする鉄道系資産をまちおこしの資源として活用できないか検討し、平成27年度からその秘めたる可能性を具体的に探ってきました。

■「秘境駅」とは?
「秘境駅」とは、山奥や原野など人里離れた場所に存在する無人駅の呼称で、1990年代頃から使われ始めたとされています。
近年、秘境駅ブームで秘境駅を訪問する鉄道愛好家や一般人も増加傾向にあるとされています。
インターネットや書籍などで秘境駅の名付け親とされる方が、「秘境度」・「雰囲気」・「列車到達難易度」・「外部到達難易度」・「鉄道遺産指数」などの5つの項目を数値化して200 位まで全国の秘境駅を「秘境駅ランキング」として公表しております。

■「秘境駅」と「幌延町」
この秘境駅ランキングに、幌延町では町内8駅のうち全国自治体最多の6駅が100位以内にランクされています。つまり利便性が極端に低いということですが…。
・10位:糠南駅
・27位:下沼駅
・35位:安牛駅
・49位:南幌延駅
・50位:上幌延駅
・62位:雄信内駅
これまで幌延町が自治体日本一として誇れる(?)ものはありませんでしたが、灯台下暗し。
誰も気づかなかった秘境駅がひっそりと全国一の称号(自治体秘境駅数ナンバーワン)を手にしていたことになります!!
喜んでいいことなのか、それだけ寂れたことの証なのか、多少の戸惑いもありますが…。
ただ、秘境駅があるということは、それだけ昔は人がいて、そして駅ができて、でも、何らかの理由で人が減り、集落が消滅し、駅だけ残っているという連綿と続く地域の歴史がそこには存在します。
そうしたマチの歴史、地域の歴史に興味を持ったり、紐解くツールにもなりえる「秘境駅」は、そういった地域の歴史を反映している財産としての視点で注目することも面白いかもしれません。
  • 秘境駅「糠南駅」とH29.3引退の特急サロベツ号

1.秘境駅に注目するきっかけ

糠南駅

糠南駅がテレビ出演!

宗谷本線沿線の幌延町内には「秘境駅」と呼ばれる「糠南駅」などがあり、以前から鉄道ファンが訪れていることは一部の地域では認知されていたようです。
そして、「糠南駅」がテレビ等で放送されるようになって初めて、少なくとも何らかの話題性のある駅なのだ、ということに気付くようになりました。
それ以前には、町内にどんな駅があるのか、駅名すら知らないという住民がほとんどだったかもしれません。当然、役場の中でもほとんど知られていない存在でした。
しかし、鉄道愛好家の皆さまに愛されてやまないらしい「秘境駅」たちが、我が町にあるならば少し情報収集してみよう、ということになりました。

2.まず何かの可能性があるのか調べてみよう!

糠南携帯クリーナー

H27.7販売開始「秘境駅携帯クリーナー・糠南駅編」

鉄道ファンの皆さまがどれくらい幌延町を訪れているか、ということを探るため「秘境駅携帯クリーナー・糠南駅編」を作製し、平成27年7月から試験的に販売することとしました。
もし、たくさんの皆さまが来られているのであれば、幌延町にとって交流人口獲得の大きな可能性を秘めた資産ということになります。
この「秘境駅携帯クリーナー」は、当初、幌延町役場と問寒別出張所窓口のみの販売でした。※現在は郵送可としております
役所ですので、平日の午前8時半から午後5時15分までの販売です。
旅人が多いであろう土日祝日はお休み!購入するには役所まで!しかも納付書にご住所お名前をご記入いただく!というかなりのハードル…。これぞまさしく辿り難し秘境駅アイテム!!
ただ、納付書を発行することで、旅人の皆さまが「どの時期に」、「どこから」という動向を把握することができ「秘境駅」の可能性調査が進められることとなったのです。
販売集計により、
・道内より道外からの購入層が多い
・特別企画乗車券(18きっぷ、北海道東日本パス)の時期に販売数が増加
・学生の方が多い
などの分析となりました。
なお、「秘境駅携帯クリーナー」は続編として「下沼駅」・「南幌延駅」が平成28年3月に追加されました。
携帯クリーナー

秘境駅携帯クリーナー続編「下沼駅」・「南幌延駅」

3.鉄道系資産可能性調査

糠南駅

2016・早朝 X'mas party in 糠南駅

ちょうど、国が進めだした地方創生の時期と重なり、交流人口の獲得が大きなテーマとなりました。
そこで、「秘境駅魅力発掘事業」や「秘境駅フェスタ開催事業」などを実施し、鉄道系資産を活用したまちおこしを観光協会や地域おこし協力隊と連携しながら進めることとなりました。

主なイベント等は次のページでご紹介しております。

4.大いに可能性がある!

町では平成27年10月に策定した「幌延町まち・ひと・しごと創生総合戦略」において「鉄道系資産を新たな観光資源として位置付け、関連イベントの開催等により、観光振興、交流人口の増加を図る」ことと定めており、これに基づいて、秘境駅を活用したまちおこし事業を進めております。
これまでの秘境駅イベント等を通して、多くの鉄道愛好家の皆さまにお越しいただけるようになり、交流人口の増加、地域住民との交流も徐々に広がってきた実感があり、鉄道系資産を観光資源とすることは大きな可能性がある認識しております。

町では幌延駅を除く町内各7駅に設置されている「駅ノート」の書き込み件数を集計しております。
秘境駅事業を進める前の平成26年度と比較すると書き込み件数は大きく伸びており、事業推進の効果と認識しております。
年度/駅 下沼 上幌延 南幌延 安牛 雄信内 糠南 問寒別
H26  - 20 - 34 92 69 5 220 
H27  44 65 65  112  149 186   129 750 
H28  312  257 204  219  232 374   219 1,817 
※H26:下沼・南幌延・問寒別などについては調査時期がH27以降のためノート不明のものあり

5.今後の課題と展開

■地域経済への波及効果
鉄道愛好家の交流人口増加をどのように地域経済に結び付けていくかが課題となっており、より長時間町内に滞在していただくための取組を進める必要があります。
▶展開
○地域により長く滞在していただく仕組として、幌延町内の名所をゆっくりと巡るルート開発・提案、飲食店・宿泊施設・商店などの利用による特典付与などによる経済効果促進を目指します。

■地域住民への浸透、交流促進
地域住民への秘境駅事業の浸透はある程度進んできていると思いますが、より一層のご理解ご協力をいただけるよう取り組む必要があります。
また、一部で鉄道愛好家と地域住民との交流が進んでおりますが、より一層の地域密着型のイベント等により地域住民との交流を進めていきたいと考えております。
▶展開
○秘境駅関連イベントなどの開催に際して、地域住民の皆さまのご協力により地域と都市部住民との交流を促進します。

■幌延町だけでの限界
これまで幌延町単独で秘境駅事業等を進めてきましたが、鉄道愛好家にとっては、自治体のエリアの区別などはありませんから、広域的に沿線自治体が連携しながら取り組める事業を進めることにより道北地域を魅力あふれるスポットとすることができると考えますので、自治体間の広域的な連携が必要と思われます。
▶展開
○沿線自治体などと連携しながら取り組める鉄道利用促進策の検討を進めます。

■JR北海道の経営難による事業見直し問題
秘境駅等による観光振興を進めていた矢先の平成28年8月に、JR北海道から町内3駅(糠南駅・南幌延駅・下沼駅)の廃止方針が伝達されることとなり、町は秘境駅を将来の集落維持や観光資源の観点から3駅維持管理経費を負担して当面1年間存続することとしましたので、より一層の鉄道利用促進策を進める必要があります。
▶展開
○効果的な鉄道利用促進策を展開し、普通列車乗車数や秘境駅乗降数向上を目指します。
○宗谷本線の魅力や価値を知っていただけるようJR北海道と協力しながら鉄道の魅力づくりを進めます。
○あなたが守る秘境駅プロジェクト「マイステーション運動」を展開し、金銭的支援の「ふるさと納税」と人的支援の「駅保全活動」を組み合わせた「秘境駅」存続に向けた取組を進めます。

6.幌延町内の各駅のご紹介

安牛駅

安牛駅

幌延町内にある8つの駅はそれぞれとても個性的!!
南から順に次のページでご紹介します!
・問寒別駅(−)
・糠南駅(10位)
・雄信内駅(62位)
・安牛駅(35位)
・南幌延駅(49位)
・上幌延駅(50位)
・幌延駅(−)
・下沼駅(27位)
※( )内は2017秘境駅ランキング

問い合せ先・担当窓口

産業振興課

最終更新日:2017年05月31日

発信元: 産業振興課